「お客様の企業成長」を目的に掲げる社労士事務所のKiteRaを用いた業務改革
経営の美学「人を育て、人を生かし、社員の成長と共に会社も成長する!M(マインド)S(スキル)M(モチベーション)全てを向上させ成果を生み出す!」と掲げ、宮崎県で社労士業を営まれているウチヌノ人事戦略事務所様。所長の内布先生は、23年間もの事業会社でのキャリアを経て、社労士として開業されました。事業会社での5S活動におけるリーダーの経験を通じて得られた気づきをもとに、主に中小企業の企業成長を支援したいという想いを持ち、数多くの研究実績などをお持ちです。今回は、内布先生にKiteRaの導入の経緯や、導入後の効果、そして今後への期待についてお話を伺いました。
業務効率化し、お客様との対話により時間を充てたい
初めに、導入の経緯について教えてください
内布先生KiteRaを知ったきっかけは、ホワイト財団さんからの案内でした。2年ほど前に行政書士の資格を取りましたので、取得後は情報収集に力を入れようと思い、様々な新しい情報に触れる中でKiteRaを知りました。
私は、就業規則は非常に重要なものだと考えています。色々な作り方があると思いますが、今まではパソコンとプロジェクター、スクリーンを持参してお客様のところへ訪問し、一行ずつ説明しながら一緒に作っていくという方法を取っていました。
かなり詳細に説明しますし、お客様のお話も聞きますから、その中で、お客様の課題も見えてきます。そういった要素も就業規則に盛り込んでいくというやり方ですね。ひとつ作るのに、数ヶ月〜半年ほどかけていましたので、同時に何件もお受けすることはできませんでした。
そのような中、就業規則業務を効率化できるサービスがあるという案内を見て、興味を持ちました。もちろん、単純に時間を短縮することが良いことというわけではないと思います。事実、お客様とじっくり対話することで、見えてくるお客様の課題もあります。
とはいえ、効率化ができる業務もあります。例えば、文書作成ソフトでの作業部分は効率化して、その分の時間をお客様へのヒアリングや提案に充てた方が良いと考えています。KiteRaの説明を聞いてみて、そういったことが実現できると思い、導入を決めました。
文書ファイルを取り込み、改訂作業が効率化
どのようにKiteRaを活用されていますか?
内布先生これまでは、主に過去作成した規程の改訂作業に活用していました。KiteRaでは、過去に作成した規程も文書ファイルで取り込める点がとても便利です。新規作成機能を使わなくとも、十分に業務効率化につながると感じています。
文書ファイルを取り込んでしまえば、条番号の採番など、これまで手間がかかっていたことが自動化され、大きく効率化されました。また、お客様から就業規則の新規作成ご依頼もいただいているので、その際にはKiteRaの新規作成機能を使って、作成をしてみたいと思っています。どのように効率化できるか楽しみにしています。
あとは、作成や改訂といった作業自体の効率化以外で、規程の管理についても便利になったと思います。従来はDropboxを使用していましたが、ファイルを整理して格納することや、過去の改訂履歴を管理することは大変でした。KiteRaでは、規程の版数が上がっていっても、全て一画面で管理できますし、どの条文が変更になったのか自動で履歴が記録されます。
KiteRaに今後期待していることはどんなことですか?
内布先生機能面では、目次作成機能が欲しいですね。また、得意先との規程を共有することもできるようになるとさらに活用の幅が広がると思います。
※インタビュー実施後、いずれの機能も追加実装済。
お客様の企業成長を目的に、自らも変革を
今後の展望について教えてください
まず、私が社労士になったきっかけには、23年間の事業会社での経験があります。5S活動のリーダーを務めた際、最初は全く改善が進まず、胃の痛い思いもしました。しかし、最終的には大成功を収めることができたのです。人が良い方向に変わっていく様を目の当たりにし、「人って面白いな。変われるんだ!」と実感しました。九州各県から視察に来るなど、社外からもとても興味を持っていただいた取組となりました。
この体験の中では、次のような3つの大きな気づきと学びをえることができました。
①ビジョンを示し、ベクトルが合えば人(組織)は変われること
②組織作りは、リーダー(シップ)作りとの確信を得たこと
③リーダーの本気度が人を動かし、協力者(フォロワー)を生み、大きなムーブメントとなる
この3つの気づき・学びを元に、中小企業の成長をご支援したいとの強い思いで社労士を目指したというわけです。
開業して10年以上が経つ今でも、この思いは変わっていません。私たちの仕事のゴールはお客様の企業成長なのです。そのため、社労士業務の捉え方を、1号2号3号といったくくりで考えることをやめたいと思っています。お客様の企業成長のお手伝いをするにあたって、最適なサービスラインナップを考えていきたい。お客様の企業成長にいかに貢献できるかに重きを置いて考え、弊所として提供するメニューの増減も含めて、自らも変革していきたいですね。
貴重なお話をありがとうございました!是非これからもよろしくお願いいたします